経営管理部と経理部双方の業務効率向上が期待できるシステムの導入を検討し始めました。
当社は、日本初のモーゲージバンク(証券化を資金調達手段とした住宅ローン貸出専門の金融機関)として2000年に設立されました。提供している「フラット35」は、国内330社中4年連続シェアNo.1(2010年度~2013年度統計、【フラット35】実行件数 ※当社調べ)と、お客様の多様なニーズにお応えできる商品ラインナップでご好評いただいております。
これからも、お客様の暮らしを豊かにする金融商品・サービスを幅広く提供してまいります。
そんな当社では元々、通勤費の申請と管理は毎月行っていました。
まず社員自ら通勤経路や金額を調べ、紙の申請書に記載します。その後、所属上長の承認を経て私ども経営管理部に用紙が届けられ、申請内容が当社規程に合致しているかどうかを確認するために、一つひとつの経路をWebサイトで調べていきます。
そして、確認が終われば交通費を管理する経理部に用紙を渡し、私どもと同様に毎月、通勤経路と交通費精算の重複分を確認する作業を行います。
しかしながら、当社では毎月約20名~40名の人事異動が発生します。
これには、事務所移動を伴うものが大半です。申請内容がすぐに適正とわかれば良いのですが、そうでない場合は複数のWebサイトで申請内容を確認したうえで(Webサイトによっては出てくる経路が異なるため)判断せざるを得ません。
この場合、社員ひとりあたりの確認作業に約30分、多いときには60分かかることもありました。
一方で、交通費を管理する経理部では「経費Bank(開発運営:SBIビジネス・ソリューションズ株式会社)」という経費精算システムを導入しています。
交通費申請の際に社員が【定期区間を含める】という箇所にチェックを入れることで、精算時に自動的に定期区間内の運賃が除かれる仕組みです。
しかしながら、この定期区間の更新作業も、私どもから渡された用紙を見ながら都度「経費Bank」に手入力する運用で、とても非効率でした。
そんな折、コスト削減対策の一環として、通勤費支給頻度がそれまでの1ヶ月ごとから6ヶ月ごとに変更されることになりました。
これを良い機会と判断し、社員ならびに私ども経営管理部と経理部双方の業務効率向上が期待できるシステムの導入を検討し始めました。