適正な通勤経路を自動で抽出することで、担当者の業務負荷が軽減できるようなシステムの導入を検討しました。
ココカラファイングループは、ドラッグストア事業と調剤事業を主軸に、幅広いヘルスケアサービスを提供しています。
販売子会社であるココカラファインヘルスケアは、グループ内でドラッグストア・調剤薬局を展開していた6社の販売子会社(セイジョー、セガミメディクス、ジップドラッグ、ライフォート、スズラン薬局、メディカルインデックス)の統合会社として2013年4月に設立されました。
今では国内店舗数は1,200を超え、業界2位となっています。これからもココカラファイングループは、お客様・患者様のより近くで「おもてなし」を提供するために、積極的な店舗展開を続けてまいります。
当社は毎月コンスタントに新店舗を増やしているのですが、店舗運営上必要となるスタッフを揃えるにあたり、私が担当する関東エリアでは100名程度の異動が毎月発生します。
社員には1ヶ月ごとの通勤費を給与として振り込むのですが、関東エリアの通勤費管理は全て私一人で行い、毎月100名の社員から出される通勤費申請書をひとつずつチェックし、申請された通勤経路や金額を確認します。
バス・電車・自動車など、交通手段ごとに何枚も地図を広げ、例えば最寄駅までバスを利用する場合には、目的地までの直線距離を測るなどして確認し、申請内容が適正と判断できれば給与に紐付けられます。
しかしながら、この方法では社員一人あたりの適正確認にかかる時間は約10分程度、長いときには30分もかかってしまうことがありました。
これが「100名分」しかも「毎月」ですので、このままの方法を続けていては、今後、業務負荷はさらに大きくなり、業務が回らなくなるのも時間の問題だと危惧していました。
また、この問題は関東エリア以外の全エリア(北海道・東海・関西・中四国・九州)でも同様に課題として上がっていましたので、適正な通勤経路を自動で抽出することで、担当者の業務負荷が軽減できるようなシステムの導入を検討しました。