2024年春に運賃改定を予定している鉄道・バス会社を紹介
2024年の春も、多くの鉄道・バス会社が、運賃改定を予定していることをご存じでしょうか。人事・総務ご担当者様のなかには、「どの路線の運賃が変わるのか知りたい」「通勤手当業務において、運賃改定への対応方法がわからない」という方もいるかもしれません。
本記事では、2024年春に予定されている鉄道・バス会社の運賃改定の概要を、通勤手当業務での対応方法とともに解説します。
2024年春に鉄道・バスの運賃が改定されるのはいつ?
多くの鉄道・バス会社が、2024年3月に運賃改定を予定しています。
2023年の鉄道の運賃改定では、車両や駅の環境整備を目的として、“バリアフリー料金”の導入が実施されました。近年、ホームドアやエレベーターなどを設置する駅が増えた、と感じることがあるかもしれません。こうした設備の整備費用を、鉄道の利用者にも負担してもらうことが、バリアフリー料金導入の目的です。これは、国土交通省の『鉄道駅バリアフリー料金制度』で定められています。
さらに、感染症への対応として、利用可能な時間が決められている“オフピーク定期券”が新設されました。運賃が値上げされると、もちろん、通勤手当の支給額も増加し、企業への負担が大きくなります。その際、通常より安く購入できるオフピーク定期券を利用すれば、それに伴う心配も軽減できるはずです。
以下の記事では、オフピーク定期券について、詳しく解説しています。
『オフピーク定期券とは?導入にあたって企業がすべきこと』
2024年春に運賃改定を予定している鉄道・バス会社
ここでは、運賃を値上げする会社数が多いことから、東日本を中心に、運賃改定を予定している鉄道・バス会社を、5つずつ紹介します。
①鉄道の運賃改定
東日本で、2024年に運賃改定を予定している鉄道会社として、“東京モノレール”“京成電鉄”“JR東海”“名古屋鉄道”“福井鉄道”をご紹介します。
それぞれの運賃改定の概要は、以下の表をご覧ください。
▼運賃改定予定の鉄道会社
鉄道会社 |
鉄道の運賃改定の概要 |
東京モノレール |
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京成電鉄 |
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JR東海 |
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名古屋鉄道 |
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福井鉄道 |
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②バスの運賃改定
続いて、2024年に運賃改定を実施する予定のバス会社として、“朝日自動車”“関東バス”“京成バス”“京王バス(都区内地区・八王子地区)”“東急バス”をご紹介します。
▼運賃改定予定のバス会社
バス会社 |
バスの運賃改定の概要 |
朝日自動車 |
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関東バス |
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京成バス |
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京王バス(都区内地区) |
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京王バス(八王子地区) |
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東急バス |
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今回取り上げた会社以外にも、運賃改定を実施予定の鉄道・バス会社が複数あるため、利用する鉄道・バスの情報は、事前に確認しておくと安心です。
以下の記事では、2024年春に運賃改定を実施する予定の鉄道・バスの最新情報をまとめています。
『2024年3月以降の運賃改定・ダイヤ改正』
なお、駅すぱあとにおいて、バスの運賃改定に対応する日程は、2024年3月現在、調整中の会社もあります。随時、アプリやWebブラウザで利用できる経路検索サービス内のお知らせを、ご確認ください。
通勤手当業務における運賃改定時の対応
通勤手当業務における、鉄道・バスの運賃改定時の対応方法は3つあります。
①該当する従業員に改定運賃を申請させる
鉄道・バスの運賃改定があった際は、該当する路線を利用している従業員に、通勤手当の変更を申請させるのが一般的です。
申請からデータ反映までの流れは、以下の通りです。
▼運賃改定に伴う通勤手当の申請と、データ反映までの流れ
- 該当する従業員が、現在と同じ経路の新料金を調べて申請する
- 人事・総務担当者が、申請された経路・駅名・金額を確認する
- 確認後、データを入力し、通勤手当を更新、給与システムに再登録する
変更を申請した従業員のぶんだけ処理することから、人事・総務担当者は、運賃改定時の通勤手当業務に取りかかりやすいといえます。しかし、該当者の把握や金額の妥当性、申請漏れがないかを確認する必要があるため、少々手間がかかります。
②人事・総務担当者が運賃を変更する
人事・総務担当者が通勤手当を変更すれば、該当者を管理しやすく、変更漏れのリスクも軽減できます。従業員からの申請を待つ必要もないことから、スムーズに対応可能です。
ただし、運賃改定となる鉄道・バス会社や新運賃の確認、該当者の抽出など、通勤手当に関する業務量は増加します。そのため、通勤手当業務にかかる負担を、少しでも減らしたい場合は、異なる方法で対応したほうがよいかもしれません。
③通勤費管理システムを利用する
容易に通勤手当の支給額を見直したいなら、通勤費管理システムを利用するのがおすすめです。通勤費管理システムは、通勤手当の変更が必要な従業員をリストアップできるほか、データを自動で更新してくれます。
さらに、運賃改定のタイミングによっては、新旧どちらの料金で支給するべきか悩むかもしれません。このようなケースでも、通勤費管理システムが、自動的に支給額を計算してくれるため安心です。
まとめ
この記事では、2024年春に予定されている運賃改定について、以下の内容を解説しました。
- 2024年春に鉄道・バスの運賃が改定されるのはいつ?
- 2024年春に運賃改定を予定している鉄道・バス会社
- 通勤手当業務における運賃改定時の対応
2024年3月以降に、多くの鉄道・バス会社が運賃改定を予定しています。
通勤手当業務における鉄道・バスの運賃改定への対応方法には、従業員からの申請、人事・総務担当者による変更、通勤費管理システムの利用が挙げられます。運賃改定に伴う通勤手当の変更業務を、効率的に進めたい場合は、通勤費管理システムを利用するのがおすすめです。
『駅すぱあと 通勤費Web』を利用すれば、運賃改定時も自動的に該当者の通勤手当を変更・更新することが可能です。従業員一人ひとりの通勤経路の確認や計算する手間がかからず、ミスなく通勤手当業務を効率化できます。
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