2024年秋に運賃が改定される鉄道・バス会社を紹介
2024年秋に、多くの鉄道・バス会社が運賃の改定を予定していることをご存じでしょうか。人事・総務担当者のなかには、「どの路線の運賃が変わるのか知りたい」「通勤手当業務において、運賃改定への対応方法がわからない」という方もいるかもしれません。
本記事では、2024年秋に予定されている鉄道・バス会社の運賃改定の概要と、通勤手当業務での対応方法を解説します。
2024年秋に鉄道・バスの運賃が改定されるのはいつ?
2024年3月に全国的に運賃改定が実施されたばかりですが、同年の秋にも複数の鉄道・バス会社が運賃を改定します。特に西日本においては、多くのバス会社が運賃の値上げを実施する予定です。
その主な背景としては、“2024年問題”に際し、各バス会社が運転手の人数を確保する対策を進めていることが挙げられます。2024年問題とは、運転手の労働時間に対する規制強化により、これまで以上の人手が必要になる問題のことです。人手を確保するには人件費がかかるため、これに伴い、各社運賃を値上げするというわけです。
消費税が増加するタイミングを除き、数十年のあいだ運賃を改定していないバス会社もあるなか、続々と値上げが進められています。
2024年秋に運賃改定を予定している鉄道・バス会社
ここからは、運賃改定を予定している鉄道・バス会社をいくつかピックアップして紹介します。
なお、2024年9月現在、「駅すぱあと」において 運賃改定に対応する日程が未定の会社もあります。随時、アプリやWebブラウザで利用できる経路検索サービス内のお知らせを、ご確認ください。
①バスの運賃改定
2024年秋は、特に西日本で多くのバス会社が運賃改定を予定しています。京阪神地区の例として、“近鉄バス”“阪急バス”“阪神バス”“神戸市営バス(神戸市交通局)”“神姫バス”を紹介します。
それぞれの運賃改定の概要は、以下の表をご覧ください。
▼運賃改定予定のバス会社(一部)
バス会社 |
バスの運賃改定の概要 |
近鉄バス |
|
阪急バス |
|
阪神バス |
|
神戸市営バス(神戸市交通局) |
|
神姫バス |
|
上記に挙げたバス会社の運賃改定は、いずれも2024年10月1日に実施されます。
②鉄道の運賃改定
2024年秋には、鉄道においても一部の会社で運賃が改定されます。運賃改定が予定されている主な鉄道会社は、以下の通りです。
▼運賃改定が予定されている鉄道会社(一部)
- 肥薩おれんじ鉄道
- 秩父鉄道
- 関東鉄道
- 松浦鉄道
- 甘木鉄道
- JR西日本と京阪電気鉄道(連絡乗車券が終了)
運賃が値上げされると、もちろん通勤手当の支給額も増加し、企業への負担が大きくなりますが、改定によって運賃が値下げされるケースもあります。
JR東日本は2024年10月より、オフピーク定期券の値下げを実施します。さらにオフピーク定期券の購入金額に対して、5%のJRE POINTが還元される予定です。
以下の記事では、オフピーク定期券について詳しく解説しています。
『オフピーク定期券とは? 導入にあたって企業がすべきこと』
なお、今回取り上げた会社以外にも、運賃改定を実施予定の鉄道・バス会社が複数あるため、利用する鉄道・バスの情報は、事前に確認しておくと安心です。
以下の記事では、2024年秋に運賃改定を実施する予定の鉄道・バスの最新情報をまとめています。
『2024年秋の運賃改定・ダイヤ改正』
通勤手当業務における運賃改定時の対応
通勤手当業務における、鉄道・バスの運賃改定時の対応方法は3つあります。
▼通勤手当業務における運賃改定時の対応
- 該当する従業員に改定運賃を申請させる
- 人事・総務担当者が運賃を変更する
- 通勤費管理システムを利用する
容易に通勤手当の支給額を見直したければ、通勤費管理システムを利用するのがおすすめです。通勤費管理システムであれば、通勤手当の変更が必要な従業員をリストアップできるほか、データを自動で更新してくれます。
さらに、運賃改定のタイミングによっては、新旧どちらの料金で支給するべきか悩むかもしれません。このようなケースでも、通勤費管理システムが、自動的に支給額を計算してくれるため安心です。
以下の記事では、運賃改定時の対応について、詳しく解説しています。
『運賃改定に伴う通勤手当業務の影響と定期券の対応を解説』
まとめ
この記事では、2024年秋に運賃を改定する予定の鉄道・バス会社について、以下の内容を解説しました。
- 2024年秋に鉄道・バスの運賃が改定されるのはいつ?
- 2024年秋に運賃改定を予定している鉄道・バス会社
- 通勤手当業務における運賃改定時の対応
2024年の秋も、多くの鉄道・バス会社が運賃の改定を予定しています。
通勤手当業務における鉄道・バスの運賃改定への対応方法には、“従業員からの申請”“人事・総務担当者による変更”“通勤費管理システムの利用”が挙げられます。運賃改定に伴う通勤手当の変更業務を、効率的に進めたい場合は、通勤費管理システムを利用するのがおすすめです。
『駅すぱあと 通勤費Web』を利用すれば、運賃改定時も自動的に該当者の通勤手当を変更・更新することが可能です。従業員一人ひとりの通勤経路の確認や計算する手間がかからず、ミスなく通勤手当業務を効率化できます。
ご興味のある方は、こちらからお問い合わせください。
企業の人事/総務担当者向けに通勤費管理業務の効率化を可能にする『運賃改定時の対応ノウハウ』についての資料を公開しております。
以下よりダウンロードの上でご覧ください。